リコロニーは、既存のカラーベストへ接着して重ね貼りするリフォーム用の金属屋根材です。塗装や一般的なカバー工法との違い、下地の修繕ができる範囲を動画に沿って解説します。製品仕様は動画で紹介した内容です。採用時には最新の施工資料を確認してください。
既存の屋根に接着する重ね貼りとは
ケイミューのリコロニーは、今あるカラーベストを残して、その上に専用接着剤で固定する屋根材です。既存屋根を洗浄し、状態を確認してから貼り付けます。屋根材を撤去して新しくする葺き替えとは、工事の進め方が異なります。
すべてのスレート屋根に使えるわけではありません。対応する既存製品と劣化状態を、現地調査と施工資料で確認することが出発点です。
色と直線的な仕上がり
動画ではブラックとブラウンを紹介しています。金属ならではの直線的な仕上がりで、外観を引き締める方向のリフォームを検討できます。屋根だけで決めず、外壁や雨どいの色と組み合わせて建物全体で考えましょう。動画中の施工写真はメーカー掲載の事例で、マックスリフォームの施工実績を示す写真ではありません。
トリプル防水という構成と施工の前提
既存屋根材と下葺材にリコロニーを加える構成を、メーカーはトリプル防水と呼んでいます。既存屋根の横継ぎ目を覆い、雨水の浸入を抑える工夫です。専用接着剤による固定も、規定の施工方法と既存屋根の状態確認が前提になります。製品の性能試験は、実際の台風で必ず被害が出ないという保証とは異なります。
野地板と防水紙を直す工事ではない
とくに確認したいのが、屋根の内側を修繕できるかという点です。動画で紹介する工法比較では、重ね貼りは野地板と下葺材の点検・修繕ができないとされています。表面を新しくすることと、内部の傷みを直すことは別の工事です。雨漏りがある場合は原因を調べ、必要な補修ができる工法を選びます。
カバー工法・葺き替えとの違い
重ね葺きのカバー工法は、既存屋根の上に新しい下葺材と屋根材を施工します。一方、リコロニーの重ね貼りは、新しい防水紙へ交換する工法ではありません。葺き替えでは既存屋根を撤去するため、野地板の点検や修繕を行えます。工法の名前だけでなく、どの層を残し、どこまで新しくするのかを見積書と説明で確かめてください。
勾配・重量と見積もりの確認
動画で紹介する対応勾配は3寸以上、本体重量は1枚約1.4kg、葺き上がり3.3㎡あたり約14kgです。既存屋根に重量が加わるため、建物の構造や適用地域の確認も必要です。費用と工期は屋根の形、面積、足場、補修内容によって変わります。
見た目を整えることが目的なのか、内部の傷みも直したいのかを整理すると工法を比較しやすくなります。現地調査をもとに、塗装・重ね貼り・重ね葺き・葺き替えを検討しましょう。
出典:マックスリフォームチャンネル「リコロニーとは?カラーベストへ接着する重ね貼りと、できること・できないこと」。動画の解説をもとに、読みやすい文章に整理しています。