屋根の頂部にある棟板金を支える『貫板』の役割と、木製・樹脂製の違い、補修の判断を解説する動画です。板金の見た目だけでなく、固定する下地の状態が重要になります。
貫板は、棟板金を固定するための下地
スレートや金属屋根の頂部で、棟板金の内側に設ける板状の下地を紹介しています。釘やねじを保持し、板金の固定を支えます。
建物の柱や梁に代わる構造材という意味ではありません。また、貫板だけで雨水を止めるわけではなく、板金や周辺の納まりを含めて屋根を保護します。
木製と樹脂製の違い
動画では杉などの木製品を、加工しやすく比較的費用を抑えやすい材料として紹介しています。一方、水が入る状態が続けば腐食する可能性があります。
樹脂製は水による腐食への対策として挙げていますが、価格、固定方法、採用する板金との適合も確認します。樹脂なら永久に傷まないという意味ではありません。
水の入り口と、固定の緩みを調べる
板金の継ぎ目や固定部から水が入り、内部の貫板が傷むことがあると説明しています。釘やねじの浮き、板金の浮きやさびは点検の手がかりです。
室内に雨漏りがあっても、必ず棟が原因とは限りません。周辺の屋根材や防水層も含め、雨水の経路を調べる必要があります。
締め直しで済むか、下地交換が必要か
下地が健全な場合の固定し直しと、貫板・棟板金の交換を紹介しています。腐食した板へねじを追加しても、十分な固定を確保できない場合があります。
動画では同時交換を行う考え方にも触れています。板金を再利用できるか、どこまで撤去して下地を確認するかを見積もりで確認してください。
シーリングは、必要な継ぎ目へ適切に施工
継ぎ目のシーリングの傷みと補修にも触れています。ただし、棟のすべての隙間をふさぐという意味ではありません。排水や換気を妨げない納まりが必要です。
動画で示す点検・交換年数は目安です。材料、風雨、施工状態によって差があるため、年数だけで工事内容を決めないようにします。
屋根へ上がらず、専門業者の写真で確認
板金の浮きは、強風時の飛散につながるおそれがあります。地上から異変に気付いたら、無理に近づかず相談しましょう。
調査写真で貫板の状態と工事の必要性を説明してもらい、固定材料、交換範囲、周辺補修を確認すると比較しやすくなります。
出典:マックスリフォームチャンネル「屋根の重要パーツ「貫板」の劣化サインと対処法」。動画の解説をもとに、読みやすい文章に整理しています。