軒先が短い家は、すっきりした外観をつくれる一方、外壁や窓まわりが雨の影響を受けやすくなります。動画では、その理由と点検しておきたい箇所を解説しています。
軒先の長さは、壁から出る屋根の寸法
軒先の出が短い、いわゆる軒ゼロに近い住宅では、屋根が外壁を覆う範囲が小さくなります。動画は外観や部材量などの利点を紹介しています。
費用や耐震性、室内面積への効果は設計条件によります。軒を短くすれば必ず安く、広く、安全になるという単純な関係ではありません。
外壁へ、雨が直接当たりやすくなる
軒が深い場合と比べ、風を伴う雨が外壁や窓まわりへ届きやすくなります。開口部や目地などの防水が傷んでいると、水の侵入口になる場合があります。
動画にはリスクを倍率で示す説明がありますが、すべての家の雨漏り確率を一律に表すものとしては扱えません。自宅の納まりと劣化の状態を確認することが重要です。
屋根と外壁の境目を点検する
屋根と壁の接する部分は、雨仕舞いの重要な箇所です。短い軒ではこの付近にも雨が当たりやすく、施工不良や劣化があると水が入るおそれがあります。
表面の隙間だけでなく、水切りや内部の防水層とのつながりも関係します。気になるシミや漏水があれば、原因を調べたうえで補修します。
雨どいの詰まりや変形も影響する
雨どいから水があふれると、外壁や軒先へ水がかかります。動画では、軒が短い家ではこの影響にも注意するよう説明しています。
雨のたびに同じ場所から水があふれる、雨どいが傾いているなどの変化を、安全な場所から確認します。高所の清掃や修理は専門業者へ依頼してください。
年数を待たず、異変があれば相談
動画は10年程度を点検の目安として挙げています。ただし、それまで確認しなくてよいという意味ではありません。建物や製品の点検計画、実際の症状に合わせて対応します。
外壁の目地、窓まわり、雨どい、屋根との取り合いなどをまとめて確認すると、雨水の経路を調べやすくなります。
デザインに合う維持管理を続ける
軒が短い家でも、適切な設計施工と維持管理で雨漏りに備えます。軒が長い家でも、屋根や外壁の点検が不要になるわけではありません。
点検写真や修理履歴を残し、どの部分をいつ確認したかを把握しておくと、次の工事の判断に役立ちます。外観だけでなく、水をどう流すかを確認することが大切です。
出典:マックスリフォームチャンネル「軒先が短い家が雨漏りしやすい理由と対策」。動画の解説をもとに、読みやすい文章に整理しています。