古い屋根材に石綿が含まれているかを調べる方法と、カバー・葺き替えの選択肢を紹介する動画です。築年数だけで断定せず、適切な事前調査と作業計画を確認します。
建築時期は、調査の手がかり
動画は2004年以前などの時期を目安に挙げていますが、その前後だけで含有・非含有を確定することはできません。改修で使われた製品や製造時期も関係します。
図面、仕様書、過去の見積書などから製品情報を集めます。築年数が古いから必ず含む、ある年より新しいから必ず含まないという判断は避けます。
色や形ではなく、資料と必要な調査で確認
屋根材の色や外観だけでは石綿の有無を確実に見分けられません。製品名とメーカー資料を照合し、法令に沿った事前調査を行います。
資料で判定できない場合には、必要な分析や、含有とみなす対応などを専門家が検討します。自分で試料を削り取ることはしないでください。
通常使用と、工事中のリスクを分ける
動画には、割らなければ飛散しないという説明がありますが、建材の劣化や種類によって状況は異なり、絶対に飛散しないとは断定できません。
特に切断、研磨、撤去などでは適切な対策が重要です。破損した屋根材を触ったり、自己流の高圧洗浄をしたりせず、専門業者へ相談します。
カバー工事では、既存材が残る
既存の屋根を残して新しい屋根を重ねる方法です。撤去量を抑えられる場合がありますが、石綿を含む材料が建物からなくなるわけではありません。
下地の状態や追加重量、穴あけなどの作業内容を確認します。事前調査と必要な対策を行い、将来の撤去時にも既存材の情報が分かるよう記録を残します。
葺き替えでは、適切に撤去・処分する
既存材を撤去して新しい屋根へ替える方法です。下地を確認しやすく、撤去した範囲の石綿含有屋根材を取り除けます。
工事中の飛散防止や廃棄物の適正処理が重要です。屋根を替えたことだけで、建物のほかの部位にも石綿が一切ないと判断することはできません。
費用と、将来の改修を合わせて比較
カバーは当面の撤去を抑える利点、葺き替えは既存材を取り除き下地を直しやすい利点があります。屋根の傷みと今後の住まい方に合わせて選びます。
見積書では調査、養生、撤去処分、下地補修、新しい屋根の仕様を確認します。石綿への対応を省いて安くするのではなく、必要な対策が明確な提案を比較してください。
出典:マックスリフォームチャンネル「アスベスト含有屋根材の診断とリフォーム方法」。動画の解説をもとに、読みやすい文章に整理しています。