屋根塗装の耐久性を考える際の候補として、ラジカル制御型、遮熱、フッ素系の塗料を紹介しています。これらは同じ基準で分けた種類ではなく、機能や樹脂の違いを整理して比較します。
塗装の目的は、屋根材の表面を保護すること
日射や雨風を受ける屋根では、表面の塗膜を適切に維持することが役立ちます。ただし、塗装が必要か、可能かは屋根材と傷み方によります。
割れや穴、下地の腐朽、雨仕舞いの不具合を塗装だけで直すことはできません。先に点検し、必要な補修を計画します。
ラジカル制御は、塗膜劣化を抑える技術
動画の自己洗浄の説明とは区別が必要です。ラジカル制御は、紫外線などで生じる塗膜の劣化要因を抑える技術として、メーカーが説明しています。
汚れを分解する光触媒の仕組みと同じものではありません。防藻・防カビ、低汚染などの機能は、個々の製品に備わるかを確認します。
価格や環境性能は、製品ごとに確認
ラジカル制御型という呼び名だけで、すべて低価格、低VOC、水性などと決まるわけではありません。樹脂や溶剤などの仕様を確認します。
同じ工事範囲で、下塗りを含む材料と塗り回数、必要量、保証を比べます。塗料名だけで施工費全体の妥当性は判断できません。
遮熱は、日射による熱への対策
遮熱塗料は日射の反射などで屋根表面の温度上昇を抑えます。室温や冷房費への効果は、色、断熱、建物の使い方などで変わります。
遮熱機能があるだけで、すべての通常塗料より耐久性が高いとは限りません。遮熱を使わない業者は不適切と一律に決めず、必要性と提案理由を確認します。
フッ素系は、樹脂の種類による区分
動画は耐候性や美観の維持を利点として紹介しています。ただし、すべてのフッ素系塗料に遮熱機能が備わるわけではなく、製品の仕様によります。
ラジカル制御や遮熱と、フッ素系は別の分類軸なので、同じ製品が複数の特徴を持つ場合もあります。公共工事はすべてフッ素以上という一律の説明も、選定の根拠にはしないでください。
耐久性は、下地処理と施工にも左右される
高性能な塗料でも、汚れや弱い塗膜を残したまま塗る、乾燥条件を守らないなどの施工では性能を生かせません。屋根材との適合も重要です。
清掃方法も製品の案内に従います。塗装後に自己流で強くこすったり高圧洗浄したりせず、必要な手入れを確認してください。
今後の屋根工事まで見て選ぶ
次の葺き替え時期や、今後住む期間によって、塗装へかける費用の考え方は変わります。最高価格の塗料がいつも最適とは限りません。
耐久性、暑さ対策、予算を整理し、製品名と工程が明確な提案を比較します。何をどこまで改善する工事なのか、説明を受けて判断することが大切です。
出典:マックスリフォームチャンネル「耐久性が必要な屋根塗装 オススメの塗料は?」。動画の解説をもとに、読みやすい文章に整理しています。