屋根葺き替え工事の本当の理由は○○?

大きな割れやずれが見当たらない瓦屋根でも、今後の暮らしや屋根の重さを考えて葺き替えを選ぶ場合があります。この動画では、無料点検をきっかけに屋根の軽量化を希望された事例と、瓦の撤去から新しい屋根の完成までの工程を説明しています。

不具合の修理だけが葺き替えの理由ではない

今回の屋根は、調査で大きな割れやずれが見つからず、比較的良い状態だったと説明しています。写真や映像で調査結果を伝えたところ、お客様が気にされたのは屋根に載る重量でした。

今後の年齢や災害への不安を考え、屋根を軽くして暮らしたいという希望から工事を選んだ事例です。健全な瓦屋根を必ず交換するべきという話ではありません。

約50㎡の屋根で重量を比較

動画では陶器瓦を約50kg/㎡、屋根面積を約50㎡として、瓦の重量を約2.5トンと説明しています。変更するカラーベストは約15kg/㎡、約750kgという比較です。

これらは動画で使われた概算値です。実際の屋根全体の重量には葺き土、下地や付属部材も関わるため、製品と構成を確認して比較します。

軽量化と耐震性は建物全体で考える

屋根の重量を減らすことは、地震時の建物にかかる力を考えるうえで一つの要素になります。ただし、屋根を軽くするだけで建物全体の耐震性能が保証されるわけではありません。

補足として、瓦屋根であることだけで危険とは判断できません。必要な壁量や接合部、基礎など建物全体の状態と合わせて検討します。不安がある場合は耐震診断も相談してください。

瓦と葺き土を撤去し下地を作る

工事では瓦を手作業でめくり、下の葺き土も撤去しています。その後、既存の軸組に合わせて木材を固定し、12mmの構造用合板を施工したと説明しています。

屋根材だけを入れ替えるのではなく、新しい屋根を固定する下地を整える工程です。撤去後に確認した傷みがあれば、その処置も必要になります。

防水紙と水切りで雨水の流れを作る

改質アスファルトルーフィングを軒先から棟へ向けて張り、棟の部分にも重ねて施工しています。動画では一次防水と呼んでいますが、屋根材の下に入った雨水を受ける下葺き材としての役割があります。

軒先とケラバにも板金を設け、入り込んだ水を下へ排出する納まりを作っています。防水紙の重ね方と端部の処理は、完成後に見えなくなる重要な部分です。

カラーベストと棟板金を施工

屋根材を軒先から棟へ、ずらしながら葺き上げ、動画の仕様では1枚を4点で固定しています。最後に棟板金の下地となる貫板を取り付け、頂部を板金で覆って完成です。

動画では作業を約3日、終盤では3~4日程度と説明し、足場の設置・撤去は別に2日としています。天候や傷み、面積などで日数は変わるため、個別の工程表を確認してください。

完成後も維持管理を続ける

お客様には完成写真を確認していただき、屋根が軽くなったことへの安心や喜びがあったと紹介しています。下にあった土の量など、撤去して初めて分かる状態も説明した事例です。

軽い屋根材にも点検やメンテナンスは必要です。重量だけでなく、耐久性、塗膜の維持、将来の補修方法、費用を合わせて材料を選びましょう。

参考:国土技術政策総合研究所:瓦屋根に関するQ&A

出典:マックスリフォームチャンネル「屋根葺き替え工事の本当の理由は○○?」。動画の解説をもとに、読みやすい文章に整理しています。

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