割れた瓦を数枚取り替える工事でも、費用は瓦そのものの値段だけでは決まりません。この動画では、瓦の差し替えを税込3万8千円とした当時の例を使い、材料、人件費、処分費、諸経費を順番に説明しています。
瓦だけの価格と工事代金は違う
動画では、瓦の差し替えは屋根職人にとって日常的な作業でも、お客様には費用が分かりにくいことを取り上げています。瓦1枚の材料費だけでなく、現場へ行き、安全に作業し、古い材料を処分する費用が必要です。
紹介する見積もり例は瓦2枚を想定しています。冒頭の『1枚の交換』という話題と区別し、1枚につき3万8千円という単価ではないことに注意してください。
材料費と下地材料の内訳
当時の例では瓦2枚が500円、下地に使う南蛮の材料が1,500円と説明しています。瓦の種類や寸法が合うこと、必要な材料が入手できることが前提になります。
古い屋根では同じ瓦を入手しにくい場合もあり、どの瓦でもこの材料費で交換できるわけではありません。割れた箇所の写真や屋根材の情報を確認してもらいます。
人件費・処分費・諸経費
はしごで作業できる条件の例として、人件費は2人で2万8千円、処分費は2千円と紹介しています。ここまでで3万2千円、諸経費10%の3,200円を加え、消費税を含めると3万8,720円という計算です。
動画では端数を調整して3万8千円としています。これは撮影当時の説明例で、現在の定額料金を示すものではありません。諸経費の名称や含む範囲も会社や現場により異なります。
作業時間が短くても準備は必要
慣れた職人なら1枚の差し替え作業は下地処理を含めて30分ほどという説明があります。ただし現地調査、移動、材料手配、安全設備、後片付けを含めた総時間とは別です。
短い作業だから人件費もほとんどかからないというものではありません。見積もりでは、どこまでの作業と準備が含まれるかを確認しましょう。
足場の要否は現場ごとに判断
動画では足場を設けず対応した例が多いと説明していますが、どの屋根でも足場が不要という意味ではありません。高さ、勾配、足元、作業範囲、安全な昇降や墜落防止措置を考えて判断します。
足場代を省くことを優先して危険な作業を行うことはできません。部分工事でも必要な安全設備があれば、別途費用が生じる可能性を確認してください。
差し替えで解決する範囲を確かめる
割れた瓦だけの問題であれば差し替えが選択肢になりますが、下の防水紙や野地板まで傷んでいれば追加の補修が必要になる場合があります。雨漏りがあるときは、割れた位置だけが原因とは限りません。
相談時には枚数、場所、雨漏りの有無を伝え、調査後の見積もりで判断します。動画の金額を参考にしつつ、現在の材料費と現場条件を反映した説明を受けてください。
出典:マックスリフォームチャンネル「瓦が割れると雨漏りする可能性大!瓦の差替工事は簡単にできるんです!【必見】工事価格をお伝えしています!」。動画の解説をもとに、読みやすい文章に整理しています。