古い住宅の急な階段を、もっと上り下りしやすくしたいという相談を取り上げた動画です。勾配を変えるには空間や間取りが関係するため、どの家でも同じようにできるわけではないことを前提に、改修の考え方を説明しています。
急で狭い階段が日常の負担になる
動画では、限られた敷地に建つ住宅などで、踏む部分が狭く勾配の急な階段が見られると話しています。毎日の洗濯や移動で何度も使う場所だからこそ、使いにくさが負担になります。
最初に、すべての住宅で緩やかな階段に変えられるとは言い切れず、現場調査が必要だと説明しています。希望だけでなく、建物の条件を確認することが出発点です。
階段の形には複数の種類がある
まっすぐ上る直階段、途中で向きを変えるかね折れ階段、折り返す階段、らせん状や回る形などを紹介しています。形によって必要な面積や動線が変わります。
単に直階段を曲げれば自動的に緩やかになるわけではありません。上下階の高さと、階段として使える長さ・面積を合わせて考えます。
蹴上げと踏面を分けて考える
1段の高さが蹴上げ、足を載せる奥行きが踏面です。動画では一般の住宅階段の基準例として幅75cm以上、蹴上げ23cm以下、踏面15cm以上を説明しています。
補足として、これは用途や条件による法令上の基準の一例で、誰にとっても使いやすい寸法を保証するものではありません。共同住宅の共用階段などでは条件が異なります。
緩やかにするには空間が必要
上下階の高さが同じなら、段差を小さくして緩やかに上るためには、段数や水平に使う長さの確保が関係します。動画では階段の隣の収納や部屋などを含めた間取り変更にも話が及びます。
壁や柱、上階の開口、頭上の高さなどにも関係するため、階段だけを見て決めることはできません。構造や動線を調べた計画が必要です。
表面の改修と作り替えでは費用が違う
動画には20万~50万円程度の工事と、既存階段を撤去して勾配を変える場合の100万円以上という説明が出ます。工事内容や条件が異なるため、金額だけでは比較できません。
いずれも撮影当時の目安で、現在の見積もりではありません。撤去、構造補強、壁や床の復旧、設備の移設など、必要な範囲を確認します。
現行の手続きと使いやすさを確認
動画では新築時の基準との関係に触れていますが、既存住宅の改修なら法令確認が不要という意味ではありません。工事の規模や建物条件によって手続きが関係するため、現行の扱いを建築士などに確認します。
大きな作り替えが難しい場合も、手すりや滑りにくさ、明るさなどを見直す方法を検討できます。まず、どの動作に困っているかを具体的に伝え、可能な改善と費用を比べてください。
出典:マックスリフォームチャンネル「大阪で急勾配な階段にお困りの方へ」。動画の解説をもとに、読みやすい文章に整理しています。