瓦のずれや歪みを放置すると、落下や雨漏りなどの二次被害につながる場合があります。動画では、屋根に上がらず異変に気づく方法と、早めに専門業者へ相談する理由を説明しています。
地上から、瓦の並びを確認する
安全な場所から少し離れて屋根を斜めに見上げると、瓦の並びが不自然になっていることに気づく場合があります。いつもと違う段差や、欠けた部分は点検のきっかけになります。
ただし、並びが整って見えても異常がないとは限りません。地上からの観察は手がかりであり、専門的な点検の代わりにはなりません。
瓦や破片の落下は、周囲にも危険
瓦には重さがあり、割れた断面が鋭くなることもあります。小さな破片でも高い所から落ちると、人や物を傷つけるおそれがあります。
ずれた瓦を見つけても、自分で屋根へ上がって戻さないでください。落下しそうな場所の下を避け、専門業者に状態を伝えます。
屋根材がなくなった部分からの雨水
瓦が落ちると、その部分の防水の負担が下葺き材へ直接かかります。下葺き材や周辺も傷んでいれば、建物内部へ水が入る可能性があります。
必ずその場で雨漏りするとは限りませんが、室内に症状がないから放置してよいということでもありません。早めに調査し、必要な養生と修理を行います。
自宅だけでなく、隣の建物や車にも影響
落ちた瓦が下の屋根を傷つけたり、飛散して隣家の外壁や車などへ当たったりする場合があります。動画は、周辺への被害も含めて注意を促しています。
被害が起きた場合は安全を優先し、状況を記録して関係者へ連絡します。原因や修理範囲を調べる前に、危険な場所で片付けを進めないようにしてください。
漆喰だけで、屋根全体の固定は決まらない
動画では漆喰の劣化や詰め直しにも触れています。漆喰は主に棟まわりなどで使われますが、瓦の固定は釘や緊結部材、下地、工法なども関係します。
漆喰を新しくすればすべてのずれが直るわけではありません。棟の崩れや固定の緩みを含めて、原因に合う補修を選びます。
年数は目安にして、状態に合った点検を
動画に出てくる瓦の寿命や漆喰の補修年数は、すべての屋根に共通する期限ではありません。材料と施工方法、環境によって傷み方は違います。
台風や地震の後の異変、以前からのずれや割れなどを見逃さず、定期的な確認につなげます。小さい段階で対応できれば、被害が広がるのを防ぎやすくなります。
出典:マックスリフォームチャンネル「瓦のズレ・歪み放置で起こりうる二次被害について」。動画の解説をもとに、読みやすい文章に整理しています。