スレート屋根の塗装では、重なり部分に雨水を逃がす隙間を確保することが重要です。動画では、そのための縁切りと、隙間を塞いでしまった場合の影響を説明しています。
重なりの隙間には、排水の役割がある
スレートは一枚ずつ重ねて葺かれています。重なりに入った水を外へ排出できるように、適切な隙間が必要です。
隙間がないほど防水性が高いとは限りません。塗料で重なり部分を塞ぐと、内部に入った水の逃げ道を妨げる場合があります。
塗装後に、塞がれた部分を確認する
縁切りは、塗膜でつながった重なりを切り離すなどして、必要な排水を確保する作業です。動画は、塗装の重要な工程として紹介しています。
すべての屋根に同じ作業量が必要なわけではありません。屋根材の形状、既存の隙間、塗装の仕様に合わせて判断します。
水が残ると、下地への影響も
排出できない水が留まると、釘穴などを通じて下葺き材や下地へ影響し、雨漏りにつながるおそれがあります。動画は、腐朽や湿気のリスクも説明しています。
室内のカビや湿気がすべて縁切り不足によるわけではありません。症状がある場合は、屋根と室内の状況を調べて原因を確認します。
工具で切り離す方法
動画では、塗装後に重なり部分を工具で切り離す方法を紹介しています。屋根材や塗膜を傷めないよう、状態に合う作業が必要です。
隙間の寸法を動画の数字だけで一律に決めず、材料と施工仕様を確認します。高所での作業になるため、自分で屋根に上がって行わないでください。
タスペーサーなどを使う方法
専用部材を差し込んで隙間を確保する方法も紹介されています。適用できる屋根材や勾配、差し込む位置などは製品の施工条件に従います。
部材を入れればどんな屋根でも安全というものではありません。屋根材の反りや割れ、既存状態を確認し、適切な方法を選びます。
見積もりと完了時に確認したいこと
塗装工事では、縁切りが必要か、どの方法で排水を確保するかを確認します。施工前後の写真があると、作業内容を把握しやすくなります。
塗装後に雨漏りが始まった場合は、その時期と工事内容を伝えて調査を依頼します。塗料の色や耐久性だけでなく、水の流れを保つ工程にも注目してください。
出典:マックスリフォームチャンネル「スレート屋根の重要工程『縁切り』とは?」。動画の解説をもとに、読みやすい文章に整理しています。