瓦屋根被害を予防するには?台風で崩れる屋根にはこんなサインが出ています


こんにちは!屋根工事専門 マックスリフォームです。

台風などの災害後は、ニュースでも瓦屋根が被害に遭ってしまっている映像など見ますね。

屋根の中でも、瓦屋根の被害が1番こわいです。

瓦は重量もありますし、あの塊が歩道に落ちて通行人に当たったりと考えるとゾッとします。

屋根に被害があると、雨漏りや水が染み込み、建物全体の損壊につながる事もありますし、被害が出た後の修理は大がかりで思わぬ出費となります。 

今回のスタッフブログでは、台風や大雨に備えて屋根の被害を予防するポイントをご紹介したいと思います(^^)

瓦屋根の被害の多い場所は『棟』

台風で崩れた棟
台風や地震などの災害でもっとも被害に遭いやすいのが、瓦屋根の棟部分です。

棟とは、瓦屋根の最上部にある部分で、両側から屋根を覆う瓦が交差する場所です。

棟の倒壊は、台風の強風によって瓦が飛ばされたり、漆喰の脱落などによって瓦が飛ばされることで起こります。

被害に遭う兆候や点検のポイントは?

ではここから、台風や地震の際に被害に遭う兆候や事前に押さえておきたい点検ポイントをご紹介いたします(*^^*)

瓦屋根の注意するポイント ①瓦を固定している銅線の緩み

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瓦屋根は下方の軒先から瓦を固定していき、最後に頂上で瓦と瓦が交差した隙間を埋めるために瓦を積みます。

その積んだ瓦は最終的に銅線で括って固定をするのですが、銅線は15年ほどで酸性雨などの影響を受けて劣化します。


築年数が経ってくると、銅線の劣化により見た目は留まっているように見えても、持ち上げると切れてしまうような状態になっていることが多いのです。


そのため、強風によって瓦が飛ばされたり、棟が崩れ落ちる被害に遭うという危険性があります。


定期的に締め付けを確認し、必要に応じて銅線を交換することも重要です。

瓦屋根の注意するポイント ②漆喰のヒビ割れ、剥離

剥離した漆喰

漆喰というのは、棟の下に詰めている白く見える箇所です。


漆喰は瓦を支えてくれていますので、その漆喰が剥がれると雨水が棟の内部に吹き込み、内側からさらに劣化して棟全体の強度がガクッと落ちてきます。


瓦の間を埋めている漆喰が劣化してヒビ割れや剥離を起こしている場合、瓦がズレたり、棟が崩れ落ちたりする可能性があります。


漆喰は必ず定期的に点検し、必要に応じて補修することが重要です。

瓦屋根の注意するポイント ③棟の歪み

歪んだ棟
棟が劣化してくると、上写真のように横からみると一直線ではなくくねくねと歪んでくるのも要注意サインの1つです。

上下に隆起するように歪んでいるケースもあります。

棟の瓦を支える下地は、昔はほとんどが粘土質の土が使われていました。

土はどうしても水分を含んだりして劣化してくると痩せてきますので、それによって中からズレや歪みが起こるのですね。

プロが屋根にのぼり、横から棟を見ながら歪みを定期的に点検し、必要に応じて補修しておく必要があります。

瓦屋根の注意するポイント ④瓦のズレ

ズレた瓦
固定力が落ちた瓦がズレている場合、強風によって瓦が飛んでしまったり、棟が崩れ落ちる危険性があります。

瓦の昔の工法は、クギで固定しているのは軒先部分や横の袖部分のみだったんですが、そのクギが錆びて緩んでいたりなくなってしまえば、簡単に風で飛んでいってしまうんです。

これも地上から見上げるだけでは、パッと見ただけではわからないことです。

定期的に専門業者に屋根上にのぼって点検してもらい、必要に応じてクギを打ち直したりという修復処置が必要です

被害に遭ってからリフォームするより定期的な点検を

今回は瓦屋根の注意ポイントについてご紹介させていただきました。

どれも実は下から見上げただけでは判断がつきにくいことが多いです。

普段屋根に意識がいくことはみなさん少ないかと思うのですが、被害に遭ってから瓦屋根全体をリフォームするよりは、定期的に屋根点検を依頼しておいてクギの再固定や漆喰の補修をしておく方が断然オススメです(^-^)

瓦屋根の定期点検や瓦1枚のズレについて、屋根全体の気になることなど、まずは何でもお気軽にマックスリフォームまでお問い合わせくださいね!