台風・強風でもっとも被害に遭いやすい屋根の棟板金!原因と対策とは?


こんにちは!屋根工事専門 マックスリフォームです。

夏から秋にかけて心配になってくるのが大型台風ですよね。

今回のスタッフブログでは、台風通過後にもっともお問い合わせの多い屋根の棟板金被害について、その原因と対策を解説していきたいと思います!

そもそも棟板金とは?

屋根の棟板金

そもそも棟板金とは、スレート屋根や金属屋根のてっぺんに交わる部分についている1番高い所に被さっている板金のことです。

建物に使った材料と材料の接合部分というのは、必ず隙間が空いてます。

その隙間を覆いかぶせる役割を果たすのが棟板金です。

棟板金は不具合に気づきにくい

基本的に、棟板金の交換のタイミングって正直わからないという方がほとんどです。

棟板金というのは、飛んでしまわないとどういう状態なのかっていうのは屋根の頂上なので、屋根に上って点検しないと分からないのです。

そのため、台風等で飛んでからびっくりして問い合わせる、という方が多いと思います。

たとえ地上から望遠鏡で見ようとしても、クギの浮きなどは分からないでしょう。

棟板金はなぜ飛ぶ?

そもそもクギなどでしっかりと複数箇所を固定されてるものが飛ぶというのは、なかなか想像がつかないことです。

金属を固定しているのは、ひと昔前までほとんど横から貫板(ぬきいた)という木材にクギで留めてありました。

そのクギというのは、鉄です。

そう、鉄はいずれ錆びるのです!

鉄は錆びると痩せてくる!

新築当初、20年30年前に固定してた釘が錆びれば、鉄は痩せてくるのです。

そうなれば、支えてた強度が痩せてくることでどんどん緩んできますし弱くなります。

錆びがさらに進行すると、刺さってる雰囲気すらなくパコパコの状態になります。

そこに風がピュッと入り込めば、しっかり固定されていたはずの板金はいとも簡単に飛んでいってしまうんです。

錆びは日々進行します

お住まいの部材を固定している釘は、雨や紫外線によって日に日に錆びていきます。

そのため、定期的な点検が必要なんです。

紫外線は特に女性にとって大敵と言われていますが、屋根にとっても実は同じく大敵なんです。

女性がその対策として日焼け止めを塗られるように、屋根には『錆び止め』の塗装をかけることも出来ますよ(^-^)

最低15年に1度は点検を依頼しましょう

いざ棟板金が飛んでしまうと、被害は大きくなります。

そのため、最低でも15年に1度はプロに点検を依頼しましょう。

台風で棟板金が飛んでしまった屋根

棟板金が飛ばされた屋根
上写真は、 ちょうど2018年の台風の時に先ほど解説したような釘の効いていないところ、真ん中の部分だけが台風で飛ばされてしまった状態です。

他部分もかろうじて残ってはいるものの、グラグラの状態でした。

ちなみに飛んでいった棟板金は見つける事が出来ませんでした。

非常に危ないですよね。

棟板金がなくなった箇所からは雨漏りのリスクも

棟板金がなくなると、この下には防水紙しかありませんので、雨漏りのリスクもグンと高くなります。

そもそも、棟板金が飛んでいくのはかなり危険です。

棟板金は作業中にちょっと手が触れただけでも切れてしまうほど鋭利で、強風で飛んでくるとなると刃物が飛んでくるのと同等に危険なので、本当に固定している釘の点検は重要なんです。

棟板金と下地も飛んでいってしまった屋根

屋根の台風被害
上写真は、棟板金が下地もろとも飛んでいってしまうという被害に遭った屋根です。

目視で屋根の中まで見えている状態で、この下の屋根裏は少し外の明かりが見えているような状態の可能性もあります。

棟板金は釘やビスで固定しているものなので、同じ築10年の建物でも立地や条件や風向き、雨の吹き込み方によっても変わってきます。

そのため築年数だけでは判断出来ず、本当に点検して予防するしかないのです。

予防の点検と被害後の修理、どちらがオトクでしょうか

棟板金が飛んでいってしまえば、修理が必要になりますね。

棟板金を持ってきてただ被せればいいという事ではなく、下地の調整や固定する釘を効かせる貫板も替えなければいけません。

屋根材も一部めくる必要も出てきますので、定期的な点検で浮いた釘を再固定するのか、被害後に修理をするのかでは金額もかなり変わってきます。

棟板金が飛んでしまうと、傷んで曲がってしまっているためもう使えません。

でも飛ぶ前なら、もう1度ステンレスのビスで固定し直せば、5年10年大丈夫なんです(*^^*)

即日対応できます!

棟板金など屋根についてご相談のお問い合わせをいただきましたら、大阪の方であれば即日、もしくは翌日には必ず点検の方行かせていただいております!

棟板金は飛んでしまうとかなり危険です。

こうした被害は、点検で必ず予防出来ます!

いつでもお気軽にお問い合わせくださいね(*^^*)