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豊中市 台風後の屋根修繕!築4年の金属屋根の板金めくれと凹み
こんにちは!屋根工事専門 マックスリフォームです。
今回は、弊社が豊中市でおこなった屋根修理の施工事例をご紹介します。
台風被害によって屋根の一部がめくれたお住まい。部分的な修理で屋根機能を復旧させます!
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豊中市 台風後の屋根修繕!築4年の金属屋根の板金めくれと凹み【ビフォーアフター】
まずは、弊社が豊中市でおこなった屋根修理のビフォーアフターからご覧ください。
- 地域
- 豊中市
- 築年数
- 4年
- きっかけ
- 台風による屋根の一部捲(めく)れ、屋根の凹み
- 施工内容
- 部分的な屋根修理による復旧
台風で屋根の一部が捲れています。
さらに、室内への雨漏りにまで発展していました。
部分的な屋根修理が完了し、機能復旧した屋根です!
見えない箇所にも、「雨水を寄せ付けない」「耐風性を向上させる」ための施工が隠れています。
豊中市 台風後の屋根修繕!築4年の金属屋根の板金めくれと凹み
それでは、豊中市でおこなった屋根修理事例の施工工程をご紹介します。
豊中市 台風後の屋根修繕step1「無料調査」
「台風で屋根の一部がめくれ雨漏りしている」
豊中市にお住まいの方からこのようなお問い合わせをいただき、急遽、無料調査に駆けつけました。
お住まいの屋根形状は「片流れ葺き」の屋根です。
屋根材は緩勾配(かんこうばい・傾斜の緩やかな様子)に施工できる「立平(たてひら)」というガルバリウム鋼板製の金属屋根材で葺かれています。
お話を伺うとまだ築4年とのこと。できる限り新築時の状態に戻してほしいとのご希望です。
屋根に上ると、屋根頂点の棟(むね)に設置してある棟板金(むねばんきん)が捲(めく)れ、変形していました。
片流れ屋根は、新築時の施工の順番の問題で屋根側からしか固定が行われていないケースが多くなります。
今回も、片側のみで固定が行われていました。そのため、風により持ち上げられた板金が耐え切れず捲れてしまったと考えられます。
台風の際には雨漏りも起こったとのことで、早急に屋根修理が必要と判断いたしました。
また、雨樋(あまどい)の一部に傷が見つかりました。
比較的軽い飛来物が風により雨樋に衝突したのでしょう。擦れたような傷が雨樋に確認できます。
屋根面にも飛来物による「大きなへこみ」と「傷」ができています。
また、屋根面のへこみは雨水が溜まる状態になっていました。
ガルバリウム鋼板の屋根材は非常に錆びにくいのですが、雨が溜まり続けると錆びのスピードは上がります。
豊中市 台風後の屋根修繕step2「応急処置」
このままでは雨天時にまた雨漏りする可能性が高いです。
そのため、捲れた棟板金を元の形状に無理やり戻し、ビスで仮固定し応急処置を施しました。
破れている箇所は防水テープを張り、修理着工まで雨漏りが起こらないよう養生しています。これで、しばらくは雨水をしのげるでしょう。
豊中市 台風後の屋根修繕step3「調査の結果」
無料調査が完了です。記録した画像や動画をお客様にご覧いただきながら、現状と解決策をお伝えします。
●屋根の被害状況
・棟板金の一部が捲れて大きく変形している⇒「雨水の入口」に発展し雨漏りを引き起こしている
・屋根面に飛来物による「へこみ」や「傷」が散見される⇒へこみに雨水が溜まることで劣化速度を早める可能性が高い
・雨樋にも飛来物による傷ができている
●修理内容
・棟板金の復旧工事
・屋根材の一部交換
・雨樋の一部交換
屋根修理の内容はご予算やその他ご希望をお伺いしつつ決めていきます。
お客様とのお話合いの結果、今回は、「雨樋の部分交換」「傷のついた屋根材を部分的に交換」「棟を交換」する工事をご提案・お見積りさせていただきました。
豊中市 台風後の屋根修繕step4「資材の搬入」
屋根修理スタートです。交換する資材を屋根上まで搬入いたします。
上写真はガルバリウム鋼板の「立平」です。傷つきへこんだ箇所をこちらの屋根材に交換し復旧します。
豊中市 台風後の屋根修繕step5「変形した棟板金の解体、撤去」
まずは、変形した棟板金の解体作業からです。棟板金の横から打ち込まれている釘を抜いていきます。
解体後、変形した棟板金は廃材として処分します。
豊中市 台風後の屋根修繕step6「エプロン板金の撤去」
棟板金を外すと棟下地が現れました。棟下地には「貫板(ぬきいた)」と「垂木(たるき)」とよばれる木材が使用されています。
貫板には「エプロン板金」という板金材が設置されていました。
エプロン板金は、棟の隙間から吹き込んでくる雨水を止めるために設置される部材です。こちらのエプロン板金も撤去します。
豊中市 台風後の屋根修繕step7「被害を受けた屋根材の解体、撤去」
被害を受けた屋根材(立平)をはがします。
立平で成形された屋根は、表面に固定部位(釘頭やビス頭)が見えません。
理由は、立平の片側はビスにより屋根面に固定、もう片側は屋根材同士をはめ込んで連結できるようになっているからです。
立平の連結部の下にビスの打ち込み代があります。
そのため、立平の屋根を部分的に交換する場合、立平同士のはめ込みを外して固定ビスを撤去する必要があります。
立平を外すと緑色の防水シートが出てきます。
「アスファルトルーフィング940」という通常のグレードの防水シートが使用されていました。
被害を受けていた屋根面の立平を撤去できました。
この空いたスパンを、先程搬入した新しい立平で施工し直します。
豊中市 台風後の屋根修繕step8「唐草(からくさ)板金の補強」
屋根端部の「唐草板金(からくさばんきん)」(水切)を補強します。
現状、およそ900ピッチで固定されており、風に対してあまり強くない状態です。
今回は、ビスの固定箇所を増やし補強することで耐風性を向上させます。
豊中市 台風後の屋根修繕step9「屋根材をカット加工」
現場に搬入した立平を加工します。少し大きめのサイズの立平を持ってきて、現場でジャストサイズに加工するのです。
長さをカットする位置にマーキングしています。(上写真)
屋根材の幅は決まっているため、その幅に合わせて屋根材スタートの一枚目の幅を調節しなければなりません。
このように、板金材は職人の現場加工が必要となるシーンが非常に多いのです。
板金を切るだけでも相当な握力が必要な上、「思った通りにカットし折り曲げる」などの高度な技術が必要になります。
想像以上に難しく、とても大変な作業が板金加工です。
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豊中市 台風後の屋根修繕step10「屋根材の設置」
現場加工で幅を合わせた立平を屋根面に施工します。455ピッチでビスを打ち込み固定します。
屋根端側は、先ほど補強済みの唐草板金に立平を折り曲げ、「掴みこませる」ように固定させます。
耐風性・防水性を向上させるためには、立平と唐草板金を強固にしなければなりません。
屋根端から順番に立平を取り付けます。
立平同士は一度噛み合わさると、人の手では簡単に外せません。
また、立平葺きの屋根はビス頭が露出しないように施工されます。ビス頭を露出させないことで、屋根の防水性と固定力を高められるからです。
豊中市 台風後の屋根修繕step11「端部の板金加工」
屋根頂上の棟側は、立平の端を立ち上げ加工します。
立平を加工することでできる「立ち上がり」が、「雨水を受け止める堰(せき)」の役割を果たすのです。
このように、板金の細部にまで「雨水を寄せ付けないための施工」が散りばめられています。
立平の施工完了です。
へこみや傷があった箇所のみ部分的に交換できました。これでスムーズに雨水が排水できます。
豊中市 台風後の屋根修繕step12「棟の下地造り」
屋根頂点に新たな棟下地を組み、エプロン板金をビスで固定します。
エプロン板金は基本的に既製品が使用されますが、棟の形状によっては職人による現場加工が必要な場合もあります。
見えない位置に設置された板金一枚一枚に、「雨水を寄せ付けないためのそれぞれの役割」があります。
板金材の性能を最大限に発揮させるためには、職人の技術が不可欠ですね。
豊中市 台風後の屋根修繕step13「棟板金の設置」
新しい棟板金を持ってきて、設置し完成です。
新築時は「スクリュー釘」を用いて施工されていますが、改修ではすべてビスを打ち強く固定をします。
・釘⇒上から金づちやハンマーで打ち込む
・ビス⇒表面に螺旋を刻みながら回転させ打ち込む(ねじ込む)
釘に比べて、「緩みにくい」「折れにくい・変形しにくい」「縦の動きに強い」のがビスといえます。
豊中市 台風後の屋根修繕step14「雨樋を現場加工」
雨樋は同型のものを持ってきて取り付けます。
上写真は、「集水器」部分を加工しているところです。軒樋が受け止めた雨水が集水器を通り、竪樋に落ちていきます。
豊中市 台風後の屋根修繕step15「雨樋の設置」
雨樋設置完了です。
屋根面から集められた雨水をスムーズに排水させるためには、雨樋を適切な位置と角度に取り付けなければなりません。
豊中市 台風後の屋根修繕step16「完了」
屋根修理完了です。台風で屋根の一部がめくれ、雨漏りにまで発展していたお住まい。
部分的な屋根修理で見事復旧です!
早目の対処で、被害も修理費用も最小限に抑えられました。
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このような場合でも、屋根に関するお悩みは早目に対処することで「雨漏り」や「台風による被害」を防げることが非常に多いです。
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