豊中市 スレート屋根の修理!波形スレートのカバー工事を大公開
こんにちは!屋根工事専門 マックスリフォームです。
今回ご紹介するのは、豊中市のとある工場でおこなった屋根工事です。
台風がきっかけとなり、既存の波形スレート屋根は雨漏りを繰り返していました。
無料調査後、津熊鋼建株式会社様の「リファインルーフ635」でのカバー工事をご提案。雨漏りを引き起こしている傷んだスレート屋根の復旧工事です。
豊中市 スレート屋根の修理!波板スレートのカバー工事【ビフォーアフター】
まずは、弊社が豊中市でおこなった屋根カバー工事のビフォーアフターからご覧ください。
経年劣化により防水性を失ったスレート屋根は、台風により数ヶ所に穴あきや割れが生じています。
また、スレート自体もかなり脆くなっており、屋根に上がることも危険な状態です。
既存のスレート屋根はそのままに、上から新しい屋根材を被せ「二重屋根」にするカバー工事が完了です。
二重屋根になることでより頑強な屋根が実現しました。
また、既存スレートを撤去する必要がないため、施工費用・工期を抑えつつの屋根復旧が可能です。
豊中市 スレート屋根の修理!傷んだ波板屋根をガルバリウム鋼板でカバー工事
それでは、弊社が豊中市でおこなったスレート屋根のカバー工事をくわしくみていきましょう。
豊中市 スレート屋根の修理step1「施工前」
上写真は施工前の波形スレート屋根です。多くの工場で採用されているのがこの波形スレート屋根になります。
現在、屋根材として設置されているのは小波スレートで、台風による強風で部分的に被害を受けていました。
お客様ご自身の手により応急処置がなされていますが、建物内部の雨漏りが続いています。
また、既存のスレート屋根は全体的にもかなり傷みが進んでおり、屋根面には破損により生じた屋根材の破片のようなものも見えます。
上写真は透明タイプのプラスチック波板で応急処置がなされた部分です。透けた波板の内部には破損によりスレート屋根に生じた大きな穴が見えます。
このように、傷んだスレート屋根は脆くなっており非常に割れやすいです。危険ですので安易に上がってはいけません。
こちらもお客様ご自身による応急処置がなされた箇所です。
プラスチック波板で部分的に屋根を補修されていますが、板の表裏が逆に施工されていました。
しばらくはこちらの応急処置で雨漏りを何とかしのいでいらっしゃたようです。しかし、よく見ると応急処置として張った波板はすでにかなり劣化し傷んでいました。
既存のスレート屋根も全体的にかなり劣化が進行しており、全体的に苔や藻が繁殖しています。これは防水機能が低下している証拠です。
もちろん雨漏りが完全に止まることはなく、今回、弊社へ屋根修理のご依頼をいただきました。
豊中市 スレート屋根の修理step2「足場板を荷揚げ」
既存のスレート屋根は割れやすくなっているため、そのまま上がっての作業は危険です。そのため事前に足場板となる部材を屋根に荷揚げします。
今回、雨漏りを引き起こしている傷んだスレート屋根に採用するのは「カバー工事」です。
カバー工事は、既存の屋根を撤去せずに新しい屋根を施工するため「重ね葺き(かさねぶき)」ともいわれる工法になります。
2004年以前に生産されたスレート屋根材には「アスベスト」が含まれているため、どうしても処分にかかる費用が高くなりがちです。
既存屋根をそのまま利用しつつ新しい屋根で重ね葺きするカバー工事であれば、費用を抑えつつ屋根機能を復旧させることができます。
さらに、屋根が二重になることで断熱性も向上。カバー工事であれば、費用を抑えたスレート屋根の全面改修が可能です。
豊中市 スレート屋根の修理step3「既存ボトルフックをカット」
まずは、小波スレートを固定しているボトルネックの頭をカットします。
専用の器具を使い、屋根全面に打たれたボトルネックをくまなくチェックしつつの作業です。
その際に、割れやすくなっている既存のスレート屋根に直接上がらないよう、部分的な足場を用いて安全に作業を進めます。
カット後のボトルネックです。
サビた金具のまわりは不要な隙間が生じている場合も多いです。必要に応じてコーキング材を使用し防水施工します。
ボトルネックの頭部分のカット作業が完了です。これで、新しい屋根材を葺く準備が整いました。
カバー工事の際には新しい屋根材を適切に施工するため、このように既存屋根をフラットにする必要があります。
豊中市 スレート屋根の修理step4「リファインルーフ635の取付け」
リファインルーフ635を既存スレート屋根にレッカーで荷上げします。
今回、新しい屋根材として採用するのは津熊鋼建株式会社様の「リファインルーフ635」。
ガルバリウム鋼板とよばれる金属屋根材で、「金属であるにもかかわらず錆びにくい」というのが特徴です。
豊中市 スレート屋根の修理step5「サドルに固定」
屋根材の重ね代部分には「サドル」とよばれる部材を取付け、そこにリファインルーフを固定します。
重ね合わせた箇所は、専用リファインルーフビスでしっかりと固定することで「既存スレート屋根」と「リファインルーフ635」が緊結できます。
カバー工事のメリットは費用を抑えて効率的に屋根を復旧できることだけではありません。施工の最中も建物内部での作業や生活をそのまま継続できます。
豊中市 スレート屋根の修理step6「棟部の加工」
棟部はリファインルーフの端部を現場加工で立ち上げます。
このように加工することで、雨水が棟に浸入するのを防ぐことができます。
分厚く硬い板金材を、職人が専用の道具を使って一箇所ずつ丁寧に折り曲げ立ち上げていくのです。このような細かな作業が屋根の防水性を向上させます。
豊中市 スレート屋根の修理step7「雨養生(ようじょう)」
本日の作業はここまでです。
棟から雨水が入り込まないようシートやテープを丁寧に張り付け雨養生いたします。
豊中市 スレート屋根の修理step8「ケラバ板金の設置」
施工再開です。屋根の端部には「ケラバ水切り」とよばれる部材を取付けます。
ケラバとは、屋根の軒先ではない側の端部のことです。ケラバは強風の影響を受けやすく、風の吹き込みによる雨水浸入が生じやすい場所でもあります。
適切にケラバ水切りを取り付けることで、雨水がスムーズに排水できるような仕組みを造ることができます。
もちろん、既存のケラバにピッタリ合うよう板金をうまく加工しつつ丁寧に納めなければなりません。見た目だけではなく、雨水がうまく切れるように施工する必要があります。
豊中市 スレート屋根の修理step9「エプロンの取付け」
次に、棟部に「エプロン面戸」とよばれる部材を取付けます。
こちらは棟と屋根面の隙間から吹き込みによる雨水の浸入を防ぐための部材です。
このような細かな材料が雨漏りしにくい強い屋根を造り上げます。
豊中市 スレート屋根の修理step10「棟板金の設置」
屋根の頂上部分に「棟板金(むねばんきん)」を取り付けたら施工完了です!
傷んで雨漏りを引き起こしていた既存スレートが、カバー工事で見事に蘇りました。施工期間の短さもカバー工事の魅力ですね。
●開口部まわりの丁寧な施工もご覧ください
屋根の開口部まわりは部材の劣化が原因の雨漏りが生じやすい場所です。
雨水浸入リスクをゼロに近づけるためには、丁寧な施工と定期的な点検が必要になります。
板金職人による施工で丁寧に納められています。
長年悩まされていた雨漏りを解決し、屋根の美観も取り戻せました。
豊中市でスレート屋根の修理、リフォームなら私たちにお任せください!
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スレート屋根を最適な方法で修理、リフォームいたします!
今回ご紹介した施工前の波形スレート屋根。その耐用年数は長く、約25年以上といわれています。
とはいえ、屋根材自体は丈夫でも屋根を留めている金具は錆びにより劣化しやすいため、定期的な点検が必要です。
また、スレート屋根の修理やリフォームで悩まされるのが「アスベスト問題」です。2004年以前のスレート材にはアスベストが含まれています。
そのため、屋根を張り替える「葺き替え(ふきかえ)工事」となると、既存のスレートを撤去・処分する必要があるため、どうしても費用が高くなりがちです。
ただ、スレート屋根材に使用されているアスベストは「アスベスト飛散危険度」がレベル3のため、比較的低い部類にはなります。
もちろん、スレートの状態によっては今回ご紹介したカバー工事での復旧も可能です。
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