豊中市 お家の雨漏りの原因とは?無料調査から雨漏り解決まで

※2021年10月11日 記事公開

こんにちは!屋根工事専門 マックスリフォームです。

「家の中で急に雨漏りしてしまった…原因は一体どこにあるの?」

豊中市で急な雨漏りにお困りですか?

室内に雨水が入り込んでくると思わずパニックになってしまいますよね。

今回は、弊社が豊中市でおこなった無料雨漏り調査から雨漏り解決までをご紹介します。

家の中に雨水が浸入する原因は実にさまざまです。だからこそ、プロによる事前の原因調査が欠かせません。

豊中市 お家の雨漏りの原因とは?プロが無料で駆けつけ徹底調査いたします

それでは、弊社が豊中市でおこなった雨漏り事例のご紹介です。まずは、最適な雨漏り修理に不可欠な事前の原因調査からご覧ください。

豊中市 家の雨漏りの原因を徹底調査step1

お客様にご調査結果を報告
「家の中で雨漏りが発生している、原因を調べて修理の見積もりを出して欲しい。」

豊中市にお住まいの方からこのようなご相談をいただきました。

雨漏りは早目の対処が大切です。その理由は、雨水が入り込むことで建物の傷みを早めるから。

また、雨漏りはその家に住んでいる方にとって非常に大きなストレスになります。

お客様にご挨拶後、まずはお家の中で生じているという雨漏りの状況を拝見します。

豊中市 家の雨漏りの原因を徹底調査step2「雨漏り箇所の確認」

雨漏り箇所
こちらがお家の中の雨漏り箇所である天井裏に生じた雨染みです。

雨漏りによって湿った木材は、すでに傷んで朽ち始めています。

また、この状態で懸念されるのは建材の傷みだけではありません。湿った木材を好むのがカビです。

カビは室内で増殖すると、室内に多くの胞子を飛ばすようになります。

カビ胞子によって引き起こされるのがアレルギーやシックハウス症候群などの健康被害です。

雨漏りによる被害を最小限に抑えるためにも、早目の対処が望まれます。

 関連動画 

豊中市 家の雨漏りの原因を徹底調査step3「屋根へ」

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次に、お客様に許可をいただき実際に屋根に上がらせていただきます。

「雨漏り箇所(天井)⇒天井裏(屋根裏)⇒屋根(雨漏り箇所の真上)」

このように、「雨水の出口(雨漏り箇所)」から逆算して雨漏り原因となっている「雨水の入口」を調べます。

豊中市 家の雨漏りの原因を徹底調査step4「雨水の入口」

雨漏りの原因箇所
こちらの屋根は昔ながらの瓦屋根です。そして、「土葺き(つちぶき)工法」という方法で葺かれています。

土葺きの屋根は「葺き土(ふきど)」とよばれる粘土状の下地材によって瓦が固定されています。

さっそく、室内の雨漏り箇所真上を調べてみたところ、雨水が浸入した形跡を確認しました。
雨水で濡れた葺き土
上写真は雨漏り箇所真上付近の瓦を一旦はずし、内部の葺き土を拝見したところです。少しわかりにくいですが、葺き土が湿って黒っぽく変色していますね。

また、本来は粘土質であるはずの葺き土は経年により劣化し、サラサラに変わってしまっています。

これでは、分厚く重い瓦をしっかりとその場に留めておくことができず、「瓦のズレ」に発展します。

ズレた瓦により生じるのが「不要な隙間(雨水の入口)」です。

豊中市 家の雨漏りの原因を徹底調査step5「応急処置」

雨漏りの応急処置
このままでは雨が降る度に雨水がお家の中へ入り込みます。

ブルーシートと防水テープを使い、棟を応急処置をさせていただきました。これで修理日までの雨漏りはなんとかしのげるでしょう。

雨漏りしている建物にとって、雨水の入口となっている箇所は「傷口」です。傷口をそのままにしておくわけにはいきません。

建材にとって水分は大敵なのです。もちろん、木材だけではなく金属も水分によって錆びます。

また、雨漏りによって傷むのは天井板だけではなく、畳やフローリング、家財道具や電化製品などさまざまな物に影響を与えます。

 関連動画 

豊中市 家の雨漏りの原因を徹底調査step6「ご報告」

無料調査の様子
雨漏りの原因調査が完了です。

調査の際に記録したお写真や動画をお客様にお見せしつつ、分かりやすく丁寧に現状をお伝えいたします。

分からないことやご不安なことがございましたらお気軽にお聞きください。ご納得いただけるまで何度でもお伝えさせていただきます。

「お客様の命と暮らしを守る大切なお家」だからこそ、お客様ご自身にも雨漏りの原因とお住まいの現状を知っていただきたいのです。
・瓦のズレにより生じた隙間が雨水の入口に発展⇒雨漏り

・瓦を留めている葺き土が経年により劣化し脆くなっている⇒瓦のズレ、歪みを引き起こしている。瓦が不安定なため、強風や地震により大きな被害に発展する可能性がある。

 関連動画 
「雨漏り箇所100%止めるって本当なの?大阪屋根工事屋チャンネル」はこちら
・棟の積み直し工事

現状から、弊社ではお家の中で発生した雨漏りを解決するため「棟の積み直し工事」が必要と判断いたします。

「瓦のズレによって雨水が入り込んだのであれば、瓦を動かして元通りにすればいいのでは?」

このように思われる方も多いかもしれません。しかし、今回の場合、瓦の下地材が脆くなり粘着力が著しく低下しています。

これではいくら瓦を動かしてもまたすぐに「ズレ」「歪み」が生じる可能性が高いです。

また、瓦が不安定になっているため、強風や地震などの災害がきっかけとなり大きく崩れることも十分に考えられます。

お家の中で生じた雨漏りを解決するのはもちろん、今後起こりうる災害による大きな被害を未然に防ぐためにも、棟を下地からメンテナンスし直し耐風性を確保する必要があります。


 関連動画 
「豊中市 雨漏り点検裏話!飛込業者にご用心…!【大阪屋根工事屋チャンネル】」

豊中市 プロの施工でお家の雨漏り原因を解決いたします!

それでは、雨水の流れを知り尽くした雨漏り修理のプロによる施工をご覧ください。

豊中市 家の雨漏りがきっかけの屋根修理step1「既存瓦を一旦、撤去」

雨漏り箇所棟解体
まずは、棟に積まれた既存の瓦を一旦、撤去します。

瓦をはずすと中から砂状に変化した葺き土が現われました。

現状からは想像できませんが、本来の葺き土は非常に粘着性が高い建材です。

経年により「濡れる、乾く、濡れる、乾く」を繰り返すうちに、このような砂状に変わってしまいます。

そして、既存の地瓦ではぎりぎりしか棟の雨仕舞ができていませんでした。

屋根面と屋根面の合わさる棟は隙間が存在します。この隙間が広いとそれだけ雨水浸入リスクが高まります。

豊中市家の雨漏りがきっかけの屋根修理step2「葺き土(ふきど)の撤去」」

雨漏り箇所
脆くなった葺き土は職人が刷毛や塵取りを使い丁寧に取り除きます。

そして、棟を解体した際、葺き土に「雨水が流れできた穴」を確認しました。
雨漏り箇所の穴
こちらも棟を解体した際に発見した「雨水が流れできた穴」です。

この穴から雨水が棟の隙間を伝い、お家の中での雨漏りを引き起こしました。

葺き土は屋根の防水材としての役割も担っています。しかし、脆弱化した葺き土では雨水を受け止めきることがきなかったようです。

豊中市 家の雨漏りがきっかけの屋根修理step3「おいあて瓦の調整」

おいあて瓦
棟の隙間は広いとその分、雨水浸入リスクが高まります。

そのため、瓦をその場で加工し棟の隙間ができるだけ狭くなるよう施工する必要があるのです。

これを「おいあて瓦の調整」といいます。

硬く分厚い瓦を職人が思った通りにその場で加工し、下地材を用いてぴったりと納めていきます。
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おいあて調整前は、棟の隙間が広いです。

施工当初は狭かったとしても、瓦の重みや振動などの影響で、棟の隙間が徐々に広くなる傾向にあります。

棟の隙間が広いということは、それだけ雨水が入り込むリスクも高くなるということです。

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おいあて瓦
瓦職人により丁寧においあて調整がなされた棟です。

広かった棟の隙間が狭くなりました。

もちろん、この部分はどれだけ丁寧に施工しても上から棟瓦をのせればまったく見えなくなります。

しかし、丁寧な雨仕舞は雨漏りしにくい屋根を造り上げます。

豊中市 家の雨漏りがきっかけの屋根修理step4「なんばん漆喰の施工」

下地なんばん
今回、屋根の下地材として使用するのは新しい葺き土ではありません。

葺き土よりも防水性・耐久性にすぐれる「なんばん漆喰」です。

おいあて瓦の3分の2くらいになんばん漆喰がかかるように施工します。
瓦屋根修理には欠かせないなんばん漆喰
なんばん漆喰は、通常の漆喰に「シリコン」や「防水材」「油脂」などを混ぜ込んだ建材です。

素材自体が水を弾くため、非常に雨水に強く耐久性にすぐれるという特徴をもちます。

なんばん漆喰は、現代の瓦修理で欠かせない素材の一つです。

 今までの棟 
「葺き土⇒瓦⇒隙間に防水のための漆喰を施工」

 これからの棟 
「なんばん漆喰⇒瓦(なんばん漆喰自体が水を弾くため漆喰は必要ない)

豊中市 家の雨漏りがきっかけの屋根修理step5「熨斗瓦の復旧」

棟積み直し
なんばん漆喰を施工し、保管しておいた熨斗(のし)瓦を積み直していきます。

熨斗瓦を適切な角度で一直線に積むためには、なんばん漆喰の量が重要です。

瓦職人は専用の鏝を使用し、何メートルもある棟に均一な量と高さでなんばん漆喰を積みます。

豊中市 家の雨漏りがきっかけの屋根修理step6「冠瓦の復旧」

棟積み直し
「なんばん漆喰⇒熨斗瓦⇒なんばん漆喰⇒熨斗瓦」を繰り返します。

そして、頂点となる冠部にかぶせるのが半円状の丸瓦です。熨斗瓦の1段目の2段目の間には事前に銅線を挟み、最後に丸瓦ごとくくりつけ固定します。

棟積み直し
上写真が熨斗瓦の1段目と2段目に挟んだ銅線です。この銅線を丸瓦固定後にくくりつけます。

銅線を結んでおくことで、冠瓦を飛散するのを防ぎます。

豊中市 家の雨漏りがきっかけの屋根修理step7「完了」

完成棟積み直し
お家の雨漏りを引き起こしていた棟の不具合。

瓦職人による屋根の部分的な修理工事によって無事、解決しました!

また、下地からメンテナンスし直し、これまでよりも防水性・耐久性にすぐれた下地材をしようすることで、強風に強く雨漏りしにくい造りに仕上がっています。

とはいえ、瓦屋根を健全に保つには定期的な点検が欠かせません。特に注意が必要なのが台風が頻発するシーズンです。

「台風がくるようだけど、何かあってからでいいか…」

「天井にシミがあるけど、このままで平気かな?」

このような場合でも、ぜひ、弊社の無料おすまい調査をご利用ください。

ちょっとした不具合を解消しておくことで、大きな被害を未然に防げることが非常に多いからです。



豊中市でお家の雨漏りでお困りなら弊社の無料原因調査をご利用ください!

杉本匡志
豊中市でお家の雨漏り原因が分からなくてお困りの方は私たちにご相談ください!

無料といえども徹底的な原因調査で、最適な解決策をご提案します。

豊中市へはいつでも無料で駆けつけ「相談」「原因調査」「お見積もり」!

無料屋根調査
「お家の中で水漏れが起こっている…でも、雨漏りが原因かどうか分からない…」

このような場合でもお気軽に弊社の無料雨漏り調査をご利用ください。

水分がお家の中に入り込み続けることで間違いなく建物の傷みに影響します。

木材であれば朽ち、金属であれば錆び、室内であればカビを繁殖させ健康被害に発展することも。

だからこそ、事前の徹底調査が不可欠です。現状を正確に知ることでしか最適な解決策は導き出せません。

もちろん、お見積もりまででもok!

豊中市でお家の雨漏り、水漏れトラブルにお困りならお気軽にご相談くださいね。

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